団体の活動状況

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2018年01月29日【復興ボイス (3)】「地元の特産を生かし起業家として、また防災士として地域に貢献する新沼真弓さん」

登録番号 TP180129003
市町村名 大船渡市 陸前高田市
詳細記事 「常備(美)食」として乾燥フルーツを定着させようと取組を行う「乾燥フルーツComeCome(カムカム)」の代表新沼真弓さん。防災士としても意欲的に活動する彼女に、お話を伺った。

○ 乾燥フルーツを作り始めた経緯
 東日本大震災がきっかけでした。震災が発生し避難所を訪れたとき、避難されている人たちには米やパンなどの主食の配布が多く、果物などのビタミンも取ってもらいたいと思いました。しかし、果物は水分を多く含んでいて腐りやすい。そうであれば水分を抜いて乾燥させ保存食として常備できれば、日持ちして栄養価もあがり、周りにも分けやすいのではと考えて、乾燥フルーツづくりを始めました。「思いたったらすぐ行動」という性格で、これまで夢中で進んできました。気が付けば今に至っているという状況です。

○ 商品に込めた思い
 母の実家が陸前高田市にあり、子どもの頃からなじみがあった米崎りんごを使っています。岩手では江刺りんごなどが有名ですが、陸前高田のりんごも本当に美味しいです。今はりんごだけですが、他の果物も商品化に向け、試作を行っているところです。
 パッケージにもこだわっています。裏には「スマート備蓄のススメ」として「常備×ComeCome×備蓄=常・美・蓄」の考えを載せています。「備蓄」となると防災袋などにしまいこんでしまう傾向があるので、そうではなく日常的に食べてもらい、いざという時も食することができるようにと提案しています。今後は購入してくれる方の年代や趣向によってパッケージを変えるなど、工夫していきたいです。
 商品は一本松茶屋(陸前高田市)やもりおか町家物語館(盛岡市)のほか、ネットでも販売しています。県内で応援(買ってくれる)してくれる人も多くいます。
 
○ 地域の防災意識について
 震災当時、気仙管内のいくつかの学校でスクールカウンセラーとしてとして勤務していました。避難生活をする知り合いや、困っている人に対して「何もできなかった」という悔しさや、子どもたちの防災意識を高めていきたいとの思いから、防災士の資格を取りました。
 防災士として地元の様々な活動に参加していますが、地域の人の防災意識は高まっていると思う一方、まだ震災のことを思い出したくないと思っている人がいることも事実です。
 この三陸沿岸には周期的に津波が襲ってきます。防災の知識を得る中で大切なことは「次世代のために考え行動し伝えること」だと改めて実感しています。

○ 今後の展望について
 昨年末に一般社団法人を立ち上げました。今後は防災士の視点から、県内の製品・商品に“防災”という新たな付加価値を提供する防災商社として、地域や様々な団体と連携していきたいと考えています。
 東日本大震災、台風10号豪雨災害の教訓を活かした商品で「防災の地産地消」「地産外消」が実現できれば、次世代にも、他の地域にも災害の教訓を伝えることができるのではないかと思います。「防災といえば岩手」といわれるよう、防災で「三方よし」を実現できるように取り組んでいきたいです。

 ※乾燥フルーツComeComeのホームページはこちら。
  http://www.comecome115.com/products/
添付ファイル
【地域防災にも力を入れて活動する新沼さん】【地域防災にも力を入れて活動する新沼さん】
【商品は全て新沼さんの手作り リンゴの乾燥中】【商品は全て新沼さんの手作り リンゴの乾燥中】
【商品には思いが込められたメッセージが記されている】【商品には思いが込められたメッセージが記されている】
投稿者 システム管理者
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