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2018年11月01日【企業がつなぐチカラ(62)】 「北三陸」のウニを世界へ 洋野町・ひろの屋が新会社設立

登録番号 TP181101001
市町村名 洋野町
詳細記事  洋野町で海産物の加工や販売、卸業などを手がける(株)ひろの屋(下苧坪之典社長)が新会社(株)北三陸ファクトリーを設立し、10月18日東京・渋谷で取引先や支援者への新会社設立趣旨説明会を開催した。
 ひろの屋は平成26年に「北三陸ファクトリー」ブランドを立ち上げ、ウニやアワビなどを用いた商品開発や販路開拓を進めてきた。新会社は北海道大や八戸学院大などと協力してウニの養殖事業に着手するほか、加工場や直売所などの新設に取り組む。

三陸沿岸では、東日本大震災津波以降、コンブなどの海藻が大幅に減少する「磯焼け(※)」が深刻化し、海藻を餌としているウニやアワビの不漁が続いている。北三陸ファクトリーは、実入りの悪いウニに人工飼料を与えて養殖することで、実入りをよくし、通年出荷や海外輸出を目指す。また、沖合の実入りの悪いウニを養殖向けに採取することで、磯焼けの解消も期待できるという。
 新会社は資本金1千万円、従業員7人でスタートし、向こう2、3年で30人程度の雇用を検討。養殖場や食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応可能な加工場を新設し、ウニのパスタソースなどの商品開発をおこなう。首都圏の百貨店などで販売するほか、直売所等の運営も予定している。

東京・渋谷でおこなわれた説明会には、震災以降県内の一次産業支援をおこなってきた(株)キリンCSV戦略部絆づくり推進室中澤暢美室長や、料理雑誌「dancyu」の植野広生編集長、プロサックス奏者田中邦和氏も応援に駆けつけ、新会社設立を盛り上げた。
下苧坪社長は「北三陸の高品質なウニで、国内外に販路を拡大し、世界をめざす。今回の事業を先進的な水産業モデルとして確立し、地域を未来に繋げたい」と意欲を見せる。

 ※磯焼け・・・沿岸の磯の藻類が何らかの原因で枯れてしまい、岩面が石灰藻類などに覆われ、黄褐色または白色化した状態
添付ファイル
新会社について発表する下苧坪社長新会社について発表する下苧坪社長
会場では北三陸ファクトリーの製品を使った料理がふるまわれた会場では北三陸ファクトリーの製品を使った料理がふるまわれた
投稿者 【管理者】かけ橋プロジェクト事務局(RCF)
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