団体の活動状況

団体の活動状況詳細

2015年08月25日総合リサイクル企業の(株)ナカダイからNPO法人サロンたぐきりへエアコンを支援

登録番号 TP150825001
市町村名 久慈市 内陸その他
詳細記事 平成27年5月、久慈市で地域福祉向上に向けて活動しているNPO法人サロンたぐきりから支援要請が寄せられた。同法人では地域の未来を担う、子育て世代の支援によって復興を後押ししようと、子どもの一時預かりを実施している。利用者からは、「おかげで地域活動に参加できる」「就職活動を行うことができた」「入院している親の見舞いに行くことができた」などの声があり、切れ目なく予約が入っているとのこと。近年、県北の久慈市においても35度以上の猛暑日となることがあり、子どもたちの熱中症を予防するためエアコンを支援してほしいという。当プロジェクトにおいてマッチングを行ったところ、群馬県の総合リサイクル企業・(株)ナカダイとマッチングが成立した。同社は、かけ橋プロジェクトを通じてこれまでに何度も被災地の支援要請に応えてきた。今回も復興の役に立つならばと快くお引き受けいただいた。

6月9日、NPO法人サロンたぐきりが子どもの一時預かりを行っている「すこやかルーム」にエアコンが到着。関合理事長は「これで、みなさんに安心して利用していただける。久慈市復興のために今後も活動を続けていきたい」と感謝の言葉を述べていた。「すこやかルーム」の利用には、任意でわずかな協賛金をいただくばかりで、スタッフはボランティアで成り立っている。人生経験抱負な高齢者が講師を務める子育て教室「じじ・ばば人生講話」も好評だ。

団体名の「たぐきり」とは、「おしゃべり」や「世間話」を意味する久慈の方言で、なんでも話せる場所をつくりたいという思いが込められている。「すこやかルーム」の道路を挟んで向こう側にある「サロンたぐきり」では健康相談や傾聴活動を行っている。

発災直後から被災者支援を行ってきた関合理事長は、震災が家族にもたらした影響は大きいと語る。震災をきっかけに家族が別居したり、体調を崩して看病が必要になったり、住宅の再建のために仕事優先の生活となるなど、家族の絆に歪みが生じているという。もともと進行していた小世帯化によって育児や介護の負担は増大しており、震災が起きたことで状況がますます悪化してしまった。家族の悩みは、なかなか表に出ることはない。辛さや不安を抱えた人々は、家の中に閉じこもってしまう。

おしゃべりがしたくて、サロンたぐきりに隣町から通う人がいる。思い詰めているとき、何気ない会話をするだけで、心が救われることもある。「みんなここに来ると、なかなか帰りたがらないの」と関合理事長は笑う。それだけ居心地のよい場所なのだろう。

家族の復興を見守ることもまた、大切な支援活動のひとつだ。久慈市では震災前から自殺対策に力を入れており、行政や医療機関、民生委員、ボランティアら幅広い人たちがネットワークを形成し、きめ細やかな心のケアに取り組んできた。こうしたネットワークが、久慈市の心の復興を支えているのだ。
添付ファイル
関合理事長とすこやかルームスタッフ関合理事長とすこやかルームスタッフ
(株)ナカダイから贈られたエアコン(株)ナカダイから贈られたエアコン
NPO法人サロンたぐきりが運営する「すこやかルーム」NPO法人サロンたぐきりが運営する「すこやかルーム」
投稿者 システム管理者
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